is more renovation #002

大胆なリノベーション～快適な二世帯の暮らし

新潟市・A様邸｜2017

新潟市南区の、田園風景が広がる町。築51年のA様邸は4世代に渡り8人の家族が同居しています。A様からの主なご要望は、「昔ながらの家で使い切れない部屋が多いのでなんとかしたい（間取り）」「冬の寒さと夏の暑さをなんとかしたい（気候対策）」の2点でした。

そこで今回は、堂々とした梁や欄間など既存の残すべき部分を残し、まず壁内や開口部に十分な断熱を施すことで暑さ・寒さの対策を行いました。そして、間取りの部分では大きな変革を断行。まず玄関と水回りを新しくし、かつて居間だったスペースを子世帯のLDKへと大胆にシフトチェンジ。続いて、両親の寝室だった2階を子世帯の主寝室とフリースペースに変更。親世帯は和室2間分を光の差し込む明るいLDKへと変え、同時に水回りを増設。それにより、世帯ごとの暮らしにほどよい距離感が生まれ、それぞれの生活がいきいきとするようになりました。

子世帯のLDKは、学校からのプリントなどをストックするマグネット壁や、壁面収納など効率的な暮らしやすさにこだわり、かつ吹抜から光と風がたっぷりと届くように配慮。フリースペースで遊ぶ子どもたちを想定し、主寝室やキッチンからも子どもの気配を感じられる工夫を凝らしています。

親世帯の住空間は、これまであまり活用されていなかった和室をメインにリノベーション。賑わいを感じられるリビングとしたほか、勾配天井の縁側からはお父さんが丹精込めて手を入れるお庭がゆったり眺められる空間に。

あるものを生かしながらダイナミックなリノベーションを施すことによって、家の間取りはより効率的に、そして二世帯の暮らしはより快適に進化しました。それぞれに暮らし、賑やかに集う。そんな二世帯住宅の理想的なかたちです。

 

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