資産価値の高い家を建てよう! ~その3~

isさん:
こんにちは、is moreのisです(^o^)
moreさん:
こんにちは、同じくmoreです。
isさん:
さてmoreさん。
「家=資産」の考え方に社会はシフトしてきたということでした。
そして今回は家を資産として維持するために必要なこととは?
というお話をしてくれるってことでしたね。
moreさん:
はい。
それはズバリ、私たちが家を建てたときと同じ性能をずっと維持していく、ということです。
isさん:
“同じ性能を維持する”…ですか!?
moreさん:
はい。
いいですか、ポイントは次の3つです。
①家の将来価値を決定する耐久性と耐震性
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長く住み続ける以上、耐久性と耐震性は欠かすことのできない要素です。
例えば、実際にあなたが30年後にその家に住まなくなったとしても、賃貸に出したり、他人に譲渡することができるだけの価値を残さなければ、それこそその家は「使い捨て」の家になってしまいます。
②家の現在価値を決定するデザインと性能
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住み続けることの幸せは、基本的な家のデザインと性能に左右されます。
当然、すべての家族が同じ条件で満足するということはありませんから、それぞれの住まう人のライフスタイルに合わせたデザインと性能が重視されます。
ただ、気密性や断熱性など、「暮らしやすさ」「省エネ性能」は、どんなデザインの家であれ、共通した大切な要素となるでしょう。
③家の将来価値を残すためのメンテナンス費用の軽減
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住宅に限らず、モノは基本的に時間が経てば劣化します。
雨風にさらされる「家」なら、なおさらです。
そこで、資産価値を維持するには適切なメンテナンスが当然必要です。
だからこそ、建築当初から、将来のメンテナンスのコストに配慮した家づくりが必要です。
「お金がもったいないからメンテナンスは先送り!」
「まだローンもこんなに残っているのにこれ以上家に金をかけられるか!」
なんてことにないように、いつ、どんなメンテナンスが必要で、どのくらいの費用がかかるのか、家づくりの段階から計画に盛り込んでおくべきです。
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moreさん:
以上、この3つのポイントをバランスよく満たした住宅は、30年後、「もう古いから建て替えよう」とはならないはずです。
例えばもし、今30歳の会社員の夫婦が、30年後、60歳で家を建て替えるとしたら、最初の家のローンを払い終わった頃にまた新たにローンを組まなければならず、退職金も年金もまるごと吹っ飛んで、老後もしばらく仕事をしなくちゃいけない、となってしまうでしょう。
isさん:
お、おお…。
それって、けっこう大変ですよね。
まさにローンの無限ループ(汗)
moreさん:
でも、次の世代まで考えた家づくりを最初に計画してメンテナンスもきちんと実行しておけば、60歳でも家は変わらぬ性能を保ち、退職金も将来のためにしっかりとキープできる。
なおかつ、子どもたちの世代にも余裕を与えてあげられる。
isさん:
なるほど!
そのために家を資産と考え、資産価値の高い家をつくろうということなんですね!
moreさん
その通りです。
きっと、これからの日本の家は、そういう方向にどんどん進んでいくと思います。
資産価値の高い家を建てることを意識すると、「家」とは何か、「家づくり」にとって何が大事なのかが、はっきりとしてくるのではないでしょうか。
isさん:
おお!
これでまた家づくりの考え方が一段深まった気がします!
moreさん:
是非念頭に入れて取り組んでみてくださいね。
以上、今回は資産価値としての「家」にスポットを当ててお送りしました。