エアコンを使う季節に気にしたいC値の話 ~その3~

isさん:
こんにちは、is moreのisです(^o^)
moreさん:
こんにちは、同じくmoreです。
isさん:
前回までで「C値」が低い家は気密性が高いというお話をしていただきましたね!
moreさん:
オープンハウスやモデルハウスを見学に行ったときに、「高気密な家です」と説明されても、実際どのくらいの気密性なのかはわかりません。
そこで「C値はどのくらい?」と聞くことで、基準値と比較してその気密性が客観的に把握できるのです。
isさん:
おお〜!
非常に役立つ情報ですね!
今度見学会などに行った時は是非聞いてみたいですね。
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moreさん:
現在の住宅業界を見るに「断熱性能が大事」とアピールする住宅メーカーはたくさんあります。
でも、「気密性能が大事」と主張するメーカーは多くありません。
isさん:
え!? そうなんですか?
moreさん:
なぜなら、高い気密性能を実現できるメーカーは、実はそれほどたくさんはないからです。
isさん:
まあ気密といっても、よっぽどすきま風が吹かない限りはわかりませんからね〜。
moreさん:
全国大手のメーカーであっても、採用する工法の構造上などの問題で、案外、気密性能がおろそかになっていたりします。
そういうメーカーの営業さんは、たいてい、気密性の話をしません。
したとしても、「省エネ基準値の範囲だから全然問題ない」という答えだったり、「風通しのよい家の方がよいですよー」なんて答えだったりすることも…。
isさん:
今回の話を聞く前であれば、気づかなかったかもしれませんね〜。
基準値なら問題ない、逆に風通しが良くていいじゃん、なんて思ってしまっていたかも…。
moreさん:
ちなみにですが、風通しがいい家、というフレーズは聞こえはいいですが、見えない壁の内側が結露しやすかったりします。
すると、それにより家が腐食しやくなってしまっていますので、ご注意していただきたいですね。
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isさん:
なるほど〜。
ということは、丈夫で長持ちする家、エアコンの冷暖房のコストを抑えられる家をつくりたい、と思ったら、気密性について、ちゃんと住宅メーカーや建築家さんと話した方がいいですね。
moreさん:
そうですね。
もし分かるようなら、その会社で建てている家のC値を確認してみてください。
ハウスメーカー探しの参考になるかと思いますよ。
isさん:
外観デザインや費用だけでなく、「C値」の重要性を大切にしているところにお願いしたいですね。
moreさん:
そして、できれば家づくりの過程で、実際にC値の測定をしましょう。
これは専門の業者への依頼が必要になってきます。
費用は数万円、所要時間も数時間ですので、それほど大がかりな作業ではありません。
自分の家が本当に気密性の高い家かどうか、自分の目で確かめてください。
isさん:
おお〜。
非常に密度の濃いお話しでした!
moreさん:
参考になりましたか?
そんなこんなで、まとめると、気密性については次の3点を覚えておいてください。
まず、省エネで長持ちする性能のよい家は、気密性が高いということ。
次に、気密性を示すのはC値の数字で、その値が小さいほど高気密であること(0.5くらいの低い値が望ましい)。
最後に、家づくりのパートナーであるメーカーやビルダーとはちゃんとC値の話をしましょう、ということ。
isさん:
以上、エアコンを使いはじめるこの時期だからこそ気にしたい、気密性とC値のお話でした!
エアコンをがんがんつけても、冷気ががんがん外に漏れていたら、ほんと、もったいないですからね。